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【第7回憲法講座】法の下の平等 part1

憲法

第7回憲法講座始めていきます!

 

今回は憲法14条の「法の下の平等」について勉強していきます。

 

法の下の平等1項

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

出典:電子政府の窓口|日本国憲法ページ憲法十四条

法の下の平等という言葉は,中学生くらいのときに聞きましたよね!

 

法の下の平等は形式的平等,相対的平等,法内容的平等の3つのことを意味します。

 

試験でよく出るポイントは,法の下の平等は相対的平等という箇所ですかね。

 

問題で「法の下の平等は絶対的平等を意味するが~」のように出題されることがあります。

 

法の下の平等は”相対的平等”なのでその時点で間違いです。

 

また,法の下の平等は法律の適用の平等法律の内容の平等をさします。

 

この記事は2部に分けて書きます。

 

まずは前半パートの暗記ポイントをまとめました。

 

POINT!

①尊属に対する傷害致死(傷害や殺人)に対し,普通の傷害致死に比べ特別の罪を設け,加重することは許される(尊属殺重罰規定違憲判決)

 

②尊属に対する尊属殺(殺人)に,尊属殺重罰規定という特別の重すぎる罰則を設けることは憲法違反である(尊属殺重罰規定違憲判決)

 

非嫡出子相続分を嫡出子の相続分の2分の1とすることは憲法14条1項に違反する

 

障害者年金と児童扶助手当など複数の社会保障の併給を禁止する規定は合憲である(堀木訴訟)

 

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①②尊属殺重罰規定違憲判決

尊属とは,父親や母親,祖父や祖母などの血縁関係が近い人のことを差します。

 

尊属に対する傷害や殺人は,尊属以外の人に傷害や殺人を負わせた場合より罪を加重することができます。

 

尊属殺人に関して,以前の刑法では尊属殺重罰という特別な罰が適用されていました

 

尊属殺重罰は,尊属を殺害した者は”死刑”か”無期懲役”のどちらかの罰則になるというものです。

これだと,事件の背景などお構いなしに,必ず重い罪になってします。

 

ある時,虐待を受けた子が親を殺害してしまった事件が裁判となりました。

そんな背景の殺人事件で,死刑か無期懲役はあまりにも重すぎますよね。

 

重すぎる規定は憲法違反だと裁判で争った結果,尊属殺重罰は憲法違反という判決が下されました。

 

尊属の傷害や殺人での加重は認められる。

 

尊属殺人で特別な罪を設けた尊属殺重罰は憲法違反である

 

尊属殺重罰という言葉がキーワードです!

問題で,この言葉が出てきたら違憲です!!

 

③嫡出子の相続

嫡出子(ちゃくしゅつし)とは,法律上の婚姻関係にある男女関係の間に生まれた子供のこと(結婚した男女間に生まれた子供)をいいます。

 

非嫡出子婚姻関係にない,男女間に生まれた子供(結婚していない男女間に生まれた子供)をいいます。

 

以前の法律では,相続の際に非嫡出子は嫡出子の2分の1でした。

 

嫡出子かそうでないかで相続分に差異をつけるのは不平等ですよね!どちらもその親の子供に変わりはないのですから。

 

これで裁判になるとは,相続の際に,隠し子でも発覚したんですかね笑

 

非嫡出子の法定相続分を2分の1とするのは違憲

 

④堀木訴訟

堀木訴訟は障害福祉年金と児童扶養手当の併給禁止規定が憲法違反なのではないかと争われた事件です。

 

原告の方は女性で,目が見えないため障害者年金を受給していました

 

そして結婚していたのですが,夫と離婚して子供を自分で養わなければいけなくなりました。

 

女性は県に児童扶養手当の受給の申請をしました。

 

しかし,当時の童扶養手当制度には手当と公的年金の併給禁止規定があったため.知事は却下しました。

 

そこで,憲法13幸福追求権,14条法の下に平等,憲法25条生存権をもとに裁判で争いました。

 

裁判の結果,障害者年金と児童扶養手当の併給を認めるかどうかは司法ではなく立法の最良であるので憲法14条に違反しないしました。

 

複数の社会保障の併給を禁止する規定はゆるされる

 

この堀木訴訟は生存権の分野でも扱う公務員試験頻出問題です。

なのでしっかりおさえておきましょう!!

 

以上が法の下の平等の前半パートになります!

 

判例のキーワードと結果さえ覚えれば問題を解けるのでポイントのところは暗記必須です!

 

 

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